高橋 こずえ 氏
武蔵丘スポーツクラブ
1991年1月13日生まれ
クラブに携わって8年目です。まだよくわからないことだらけですが、がんばってます!
趣味は、バスケットボール観戦。高校生のときからプロバスケよく見に行っています!
ー (愛称の)ムサタンSCの「ムサタン」は、武蔵野短期大学の「ムサタン」が由来なんですよね?
(高橋)そのままです(笑)。拠点もムサタン、運営するスタッフもムサタンの教員、学生、卒業生です。
ー これまで紹介してきたクラブと違い、大学の関係者が設立、運営を行っているクラブということで、少し毛色が違いますね。どういった経緯ではじめたのでしょう。
(高橋)武蔵丘短期大学は、栄養・スポーツマネジメントに特化した大学で、地域プログラムをはじめ、地域貢献にも力を入れています。大学の活動とは別に、もっとたくさんの地域の方に、より近い存在として関われるよう設立されたクラブです。
ー 設立に際し、困ったことはなかったですか?
(高橋)吉見町にはクラブがひとつもなかったこと、大学が行っていた講座をそのまま引き継いで、定期教室として活動をはじめたので、スムーズだった…と、思います。わたし個人は設立メンバーではないので、憶測です!吉見町にも住んでません!(笑)
ー (笑)でも、かえって「外部の人間であること」で、気づけることが多かったり、フットワークが軽くなったりするこってないですか?
(高橋)そうかもしれません。たとえば、吉見町には百穴をはじめ、古墳時代の貴重な史跡がたくさんあります。ノルディックウォーキングの教室ではただ歩くだけではなく、町の穴場スポットや、歴史に触れることができるコースを考えたのですが、まさに「外部の人間」だからこそできた発想かもしれないです。意外と地元の人も知らないことってありますよね。
ー なるほど。
(高橋)でも、普段は「自分は外部の人間」という意識はあまりなくて、会員の皆さんとわいわい他愛もない話で盛り上がったり、野菜をおすそ分けしてもらったり、気分としては吉見の住民です(笑)。
ー (笑)クラブの特徴を、地域の課題への取り組みなどとあわせて教えていただけますか?
(高橋)少子高齢化については私たちも考えざるを得ない問題です。吉見町では高齢者が全体の3割を占めているうえ、公共の交通機関が少ないので、教室に参加したいけれど交通手段の問題で断念している方が多くいらっしゃいます。町内の集会場で実施されているサロンに出向き、ボランティア活動を行っていますが、とても行き届いているとは言えない状況です。
クラブの一番の特徴は、大学の資源を活用できる点ですね。指導も、専門の知識を持った質の高いものを提供できていると思います。
ー 活動に参加している学生はどのくらいいるのですか?
(高橋)クラブの活動に参加すると単位取得につながるので、たくさんいます!(笑)
ー (笑)
(高橋)でも、はじめは単位取得のため、など、なんとなくはじめた学生も、地域の人々と直接関わるうちに変わっていきます。人と直接触れ合っていくうちに、はじめに思い描いていた進路が、より具体性を持ったものになって、最終的な進路を決める学生がほとんどです。
ー 最後に、クラブを運営するうえで大切にしていることを教えてください。
(土屋)会員の皆さんのことを考えること、スタッフ同士のコミュニケーションをしっかり取ること、そして何より、スタッフ自身が楽しむこと、です。生きがいを持って楽しみながら取り組む私たちの姿が伝わって、より心地良い居場所になって、クラブ全体がさらに生き生きとしたものになることが理想です。
小学生からエアロビクスを続けて、来春大学に進学する会員の子がいます。クラブを卒業する予定だったのですが、総合型クラブの運営に興味を持ってくれて、戻ってくれることになったんです。
ー 地域の人々のためになることが、スタッフ、学生自身のためになっている—。
(高橋)一番は、地域のみなさんが、楽しく、健康的に暮らせる手助けをすることです、サッカー教室意外は、高齢の方の参加が多いので、技術向上などを目指すのではなく、健康づくりにフォーカスして和気あいあいと活動しています。
夏休みにはプール教室、親子で参加できる自然体験教室など、子どものための教室も開催していますので、高齢者だけでなく、幅広い世代の方が参加し、楽しめて、健康に暮らせる力になれるよう、これからも頑張りたいです。
【設立】2011年
【会員数】110名
【スタッフ数】10名
【男女比率】男性11%:女性89%
【主な教室】ヨガ/サッカー/ゴルフ/骨盤ストレッチ など
【WEB】musashigaokasportsclub.jimdo.com/